[B44] The sensitivity analysis on the effect of reducing the air dose rate for forest decontamination
Keywords:, , MCNP
福島第一原子力発電所の事故によって汚染された森林の除染に関して、居住区域における空間線量率の低減に有効な除染の範囲を感度解析によって検討した。汚染源をCs-134及びCs-137を含む堆積有機物層と表層土とし、森林斜面の角度及び配置、除染範囲、評価点の林縁からの距離及び高さ等をパラメータとして、モンテカルロ法による3次元輸送計算コードMCNPを用いて単位汚染濃度あたりの空間線量率を算出した。その結果、汚染が均一の場合、堆積有機物層の林縁から20mまでの除染が線量率の低減に効果的であり、それ以上除染範囲を広げても線量率の低減は見込めないことがわかった。