[C21] 「シミュレータと実験の融合による原子力安全エキスパート養成」事業の経過報告
キーワード:人材育成, シミュレーション, 実験
原子炉事故時に被害を最小限に留めるためには、原子炉内の挙動を把握することができる人材が必要である。その人材育成のための事業として、「シミュレータと実験の融合による原子力安全エキスパート養成」事業を、文部科学省の支援の下、東京大学・大阪大学・東京工業大学が連携して行っている。実験により伝熱流動挙動の基礎を理解させ、シミュレーション解析によりそのモデル化を理解させる。それらを連携して用いる事で、適切に解析を実施し評価できる確かな人材(エキスパート)を養成するとともに、両者の係わりに関して理解させることを目的としている。平成24年度から始まったこの事業に関してその経過と成果を報告する。