日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-1 加速器・ビーム加速技術

[D01-06] 加速空胴,ビーム制御

2014年3月26日(水) 10:20 〜 12:00 D (1号館 11A)

座長:増田開(京大)

[D06] ナノビーム分析システムの開発

松山成男1, 石井慶造1, 寺川貴樹1, 渡部浩司1, 小塩成基1, 菊池航介1, 押川峻1, 藤澤政則1, 石屋大志1, 永谷隆男1 (1.東北大工学研究科量子エネルギー工学専攻)

キーワード:加速器, ナノビーム

我々は、2002年にマイクロビーム分析システムを開発し、医学、生物、植物、環境分野への応用を進めてきた。これまで、400nm以下の空間分解能を達成していたが、1ミクロン以下のビーム径では分析に必要とするビーム電流が確保できなかった。そこで新たに四重極レンズを1台加えトリプレットシステムとすることと、ビームのエネルギー分解能の向上によりビームの縮小化と大電流化を図り数100nm程度での分析を目指している。これまで途中経過について報告していたが、今回レンズシステムとビームのエネルギー安定度のさらなる改良を図ったので報告する。