[D48-52] 核融合中性子工学

[D48] ITER/TBMポート構造の停止後線量率評価

^〇佐藤聡¹, 落合謙太郎¹, 今野力¹, 谷川尚¹, 廣瀬貴規¹, 榎枝幹男¹ (1.日本JAEA)

キーワード：ITER, TBM, 停止後線量率, D1S, GEOMIT

ITER に設置し試験するための水冷却固体増殖材テストブランケットポート構造の核解析を、モンテカルロコードMCNP5.14、核融合評価済み核データライブラリーFENDL-2.1を用いて行った。TBMのMCNP形状入力データは、CADデータをMCNP形状入力データへ変換するプログラムGEOMITを用いて作成した。運転中の中性子輸送計算と崩壊ガンマ線輸送計算を直接１回のMCNP で計算するプログラムD1S(Direct 1 Step) MCNPを用いて解析を行い、運転停止後の線量率を計算した。運転停止１日後の生体遮蔽体背後の実効線量率は、約0.2microSv/hであり、緊急時アクセスの上限値10microSv/hより約２桁低い。運転停止12日後のフランジ背後の実効線量率は、約80microSv/hであり、ハンズオンメンテナンスの為の上限値の100microSv/hを下回ることを確認した。