[D52] 水放射化法を用いたITER TBM用DT中性子モニターに関する研究
キーワード:ITER, TBM, DT中性子モニター, 水放射化法, FNS
国際熱核融合実験炉( ITER )ではテストブランケットモジュール( TBM )を用いた工学試験も予定されており、日本は固体水冷却型TBMによる試験計画が進められている。原子力機構FNSグループではTBMに入射するDT中性子数をモニターする手法の一つとして、冷却水の放射化(16O(n,p)16N反応)で発生する16Nからのガンマ線を測定する方法(水放射化法)を提案し、FNSのDT中性子源を用いて水ループによる実験を開始した。これまでに水ループ照射測定システムを整備し、ゲルマニウム半導体検出器ならびにBGOシンチレーターによる16Nからのガンマ線の測定を実施した。本発表ではFNSにおけるこれらの測定結果を紹介するとともに、同法によるTBMでの中性子モニターへの適用性についても報告する。