日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-6 核融合炉システム・設計・応用

[E21-23] 核融合炉システム設計・応用

2014年3月27日(木) 09:30 〜 10:20 E (1号館 11B)

座長:橋爪秀利(東北大)

[E23] 低核融合出力で運転可能な核融合‐核分裂ハイブリッド炉の概念設計

石橋恭輔1, 日渡良爾2, 染谷洋二3, 松本哲男1 (1.東京都市大, 2.電中研, 3.日本JAEA)

キーワード:核融合-核分裂ハイブリッド炉, ブランケット, トリチウム増殖比(TBR), 熱出力, 未臨界集合体

核燃料を核分裂反応に利用することで、高いエネルギー・中性子の増倍が期待できる核融合‐核分裂ハイブリッド炉について、低核融合出力で運転可能な核融合炉の概念設計検討を行っている。本研究では、発電の為の熱回収や燃料であるトリチウム生産を行うブランケットに着目し、核的・熱的に成立性を持ったハイブリッド炉設計を目指す。計算には、3次元中性子・光子輸送コードMCNP-4C、核データにはJENDL-3.3を用いた。講演では、核融合出力は現在建設中の実験炉ITERの設計値である0.5GW以下を想定し、実験炉以下(0.1GW程度)の核融合出力で発電炉として成立を目指したハイブリッド炉設計の検討結果を報告する。