日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[E45-50] 低放射化鋼

2014年3月28日(金) 09:30 〜 11:10 E (1号館 11B)

座長:笠田竜太(京大)

[E47] F82H鋼HIP接合材の界面近傍微小硬さ評価と微細組織

遠藤哲男1, 岸本弘立1, 村松佑亮1, 酒瀬川英雄2, 香山晃1, 谷川博康2 (1.室蘭工大, 2.日本JAEA)

キーワード:F82H鋼, 第一壁, HIP接合, 靭性

核融合炉第一壁の製作にはHIP接合が用いられるが、HIP接合材の母材に比した低靭性は第一壁製作における重要な課題である。これまでの研究でHIP界面上にケイ素酸化物が形成され、HIP接合材の靭性が低下することは明らかとなっている。しかしながらその形成メカニズムや靭性決定因子は明らかでなく、より詳細な研究を必要とする。本研究では高温まで評価可能な高温ナノインデンターと微細組織評価により、界面近傍微細組織の靭性への影響を議論する。