[E55] タングステン/構造材料の接合技術
核融合炉ダイバータは複雑な冷却構造を有し、その構築には多種多様な接合部を必要とする。原型炉ダイバータでは、プラズマ対向材料にタングステン(W)、支持構造材料に酸化物分散強化鋼(ODSS)を用いることが期待されている。しかしながら、WとODSSの大きな熱膨張差により熱応力が発生し、Wにき裂が入り、冷却能が損なわれることが懸念されている。さらにダイバータの設計上、従来の接合技術では、適用が困難であり、新規接合技術が求められている。本発表では、塑性的応力緩和中間材を用いた拡散接合技術を報告する。