日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-1 原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造

[F06-08] モデリング

2014年3月26日(水) 11:15 〜 12:00 F (1号館 11C)

座長:礒部繁人(北大)

[F06] オーステナイト系ステンレス鋼の繰り返し硬化特性回復に関するメカニズム解明および熱ラチェット現象に対する影響評価

前田淳1, 笠原直人1, 岡島智史2 (1.東大大学院, 2.日本JAEA)

キーワード:繰り返し硬化, オーステナイト鋼, 熱ラチェット, 塑性変形, 転位組織

オーステナイト系ステンレス鋼が持つ繰り返し硬化特性に関し、特に高温かつ長時間高温の保持条件下においては、その回復が生じうることが近年確認されている。
高温保持による転位組織の変化に着目することで硬化回復の物理メカニズムを解明し、繰り返し硬化特性を精度良く予測する既往の非弾性構成モデルモデルに硬化回復機能を付加した。
またそれに基づき熱ラチェット現象に対する回復の影響を評価した。