日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 401-2 核燃料とその照射挙動

[F47-50] 燃料挙動

2014年3月28日(金) 09:30 〜 10:35 F (1号館 11C)

座長:中江延男(JNES)

[F50] 第一原理計算に基づく二酸化アクチニドの比熱の評価

中村博樹1, 町田昌彦1 (1.日本JAEA)

キーワード:二酸化ウラン, 二酸化ネプツニウム, 二酸化アメリシウム, 第一原理計算, 比熱

これまでに二酸化プルトニウムの比熱を第一原理計算による評価を行い、その成果を学会で発表してきた。今回は、二酸化ウラン、二酸化ネプツニウム、二酸化アメリシウムの比熱を第一原理計算を用いて求めた。二酸化プルトニウムに用いた手法は計算効率が悪かったため、近似を用いて、精度をあまり変えずに計算コストを下げる手法を導入した。その結果、他の二酸化アクチニドに対しても評価が可能となり、二酸化ウランに関しては実験値をよい精度で再現することに成功した。ネプツニウムやアメリシウムは実験結果が乏しいため、計算結果の精度の確認が困難であるが、妥当な精度の結果が得られた。