[G09] Experimental methodology for the long-term corrosion behavior prediction on fuel assemblies structural component exposed to diluted seawater
Keywords:diluted seawater, fuel assemblies, local area of interest, long-term strage, corrosion behavior, prediction methodology
2011年の福島第一原子力発電所事故では、使用済燃料プール内の燃料を冷却するために一時的に海水等が用いられた。希釈海水にさらされた燃料集合体の腐食については、これまでに照射済ジルカロイ-2被覆管を用いた模擬環境での傾倒的な試験が実施され、希釈海水にさらされた事による使用済燃料被覆管の腐食発生の可能性は低く、現状、燃料の閉じ込め性能は担保されていると考えられている。
一方、燃料集合体自体は多種の金属で構成される複雑形状の構造物であり、長期間プール内保管される計画である事から、燃料集合体の構造健全性評価では、すきま部位や異種金属接触部位での腐食発生の有無と合わせて、発生した時の腐食挙動の長期的な予測と暴食対策が重要となる。
以上の事から、本報告では、事故初期の過渡的な環境履歴を経験した燃料集合体部材の長期保管中における腐食発生の可能性、腐食挙動予測の方法論について検討した結果を紹介する。
一方、燃料集合体自体は多種の金属で構成される複雑形状の構造物であり、長期間プール内保管される計画である事から、燃料集合体の構造健全性評価では、すきま部位や異種金属接触部位での腐食発生の有無と合わせて、発生した時の腐食挙動の長期的な予測と暴食対策が重要となる。
以上の事から、本報告では、事故初期の過渡的な環境履歴を経験した燃料集合体部材の長期保管中における腐食発生の可能性、腐食挙動予測の方法論について検討した結果を紹介する。