日本原子力学会 2014年春の年会

Presentation information

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[G15-19] 放射線化学

Wed. Mar 26, 2014 4:40 PM - 6:00 PM G (1号館 11D)

座長:河村浩孝(電中研)

[G15] Hydrogen production by gamma-ray iraddiation of zeolites in aqueous solution

Yuta Kumagai1 (1.Japan Atomic Energy Agency)

Keywords:Hydrogen, Radyolysis, Zeolite, Water

ゼオライトと水との混合状態での放射線分解による水素発生の反応機構の解明を目的として、
水中での各種ゼオライトへのガンマ線照射を行い、水の分解による水素発生量を調べた。
その結果、アルミニウム含有率の高いゼオライトで水素発生収率が高くなる傾向が観測された。
そのため、ガンマ線によるゼオライト骨格中でのイオン化・励起から水素発生に至る反応はアルミニウム含有率に依存すると考えられる。
アルミニウム含有率はゼオライトのイオン交換容量と相関するため、ゼオライト中のアルミニウムサイトおよび吸着カチオンが水素発生に関係していると考えられる。