[G15-19] 放射線化学

[G18] 水の放射線分解による水素発生の液深効果に対する塩濃度及び温度依存性

永石隆二¹, ^〇井上将男¹, 小川徹², 日野竜太郎¹ (1.日本JAEA, 2.長岡技科大)

キーワード：水溶液, 放射線分解, 水素発生, 液深効果, 捕捉剤効果, 温度依存性

福島第一原子力発電所事故後の原子炉や汚染水処理の現場では、循環冷却や水洗によって淡水化が進み、炉水や汚染水中の塩濃度が低下している。他方、水の放射線分解によって起こる水素発生は原子炉や処理装置のサイズだけでなく、水中の塩濃度や温度によっても大きく依存する。そこで、本研究では水溶液のガンマ線照射試験を液の深さ、塩濃度及び温度を変えて行い、水素発生の液深効果に対する塩濃度及び温度依存性を調べ、それらの経験式の取得を試みた。