[G29-33] レーザー分析

[G33] Development of analytical method of resonance ionization mass spectrometry using a rotating electric field for long-lived nuclides

Measurement using laser ablation employed as atomization method

^〇Mami Kochiyama¹, Kenichiro Ishimori¹, Masaaki Toshimitsu¹, Atsushi Katayama¹, Naoaki Saito², Hideki Ohmura², Kuniaki Takahashi¹ (1.Japan Atomic Energy Agency, 2.National Institute of Advanced Industrial Science and Technology)

Keywords:Laser ablation, Resonance ionization mass spectrometry using a rotating electric field, Long-lived nuclides, Ca-41, Radioactive wastes

原子力機構では、廃棄物中の長半減期核種を対象とする回転電場偏向型質量分析法の開発を進めている。本研究では、固体試料を直接測定するとともに高沸点の元素に本法を拡張することを目的に、これまでフィラメント加熱を行っていた原子化部を、パルスナノ秒レーザーを用いたレーザーアブレーションを適用するためのシステムに改良し、長半減期核種Ca-41の測定条件を検討するためにCaを含有する固体試料を用いた試験を実施した。レーザーアブレーションにより試料からCa原子プルームが生成することを確認し、さらに波長600nmのレーザー光によって原子を共鳴電離させ、同位体分析を行った。Ca-40からCa-48までの安定同位体が測定できることから、レーザーアブレーションによる原子化を組み合わせた回転電場偏向型共鳴電離質量分析装置による、長半減期核種の同位体比測定のための基本性能を確認できた。