日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[H05-07] 核種除去システム

2014年3月26日(水) 11:05 〜 11:55 H (1号館 11E)

座長:森田圭介(JAEA)

[H05] 電気化学的カラムシステムによるCs回収

陳栄志1, 田中寿1, 川本徹1, 浅井幸1, 福島千賀子1, 栗原正人2, 石崎学2, 渡邊雅之3, 有坂真3, 南川卓也3 (1.産総研  ナノシステム研究部門, 2.山形大学, 3.JAEA)

キーワード:ヘキサシアノ鉄酸銅錯体, 電気化学的吸着脱離, 放射性セシウム, ナノ粒子膜, カラムシステム

ヘキサシアノ鉄酸金属錯体(MHCF)は電気化学的に酸化還元することで、セシウムを繰り返し吸着脱離することができる材料である。これをナノ粒子化したインクを用いて金属電極上に製膜した薄膜電極を開発した。MHCF吸着電極の電気化学吸着特性の基礎評価し、Cs吸着のメカニズムを検討した。再利用可能なセシウム分離回収システムを作り、実験の規模をごく微小スケールから、より現実に即したスケール・条件に引き上げるための電気化学カラムシステムの開発を行った。