日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[H34-37] イオン交換樹脂処理

2014年3月27日(木) 15:20 〜 16:25 H (1号館 11E)

座長:宮本泰明(JAEA)

[H36] 使用済みイオン交換樹脂の分解処理に関する研究開発

杉森俊昭1, 宮本真哉1, 村山清一1, 村田隆昭1, 矢板由美1 (1.株式会社 東芝 )

キーワード:使用済みイオン交換樹脂, 樹脂分解, ヒドロキシラジカル

原子力施設から発生する使用済みイオン交換樹脂は、比較的放射能が大きくL1廃棄物として処分されることが想定されており、廃棄物削減のために減量化が求められている。使用済みイオン交換樹脂の分解処理では、これまで超臨界水処理による完全無機化や加熱処理による減量などの研究が進められてきた。本研究では、オゾンと過酸化水素を混同した分解液に少量の鉄イオンを共存させて発生させたヒドロキシラジカルにより、樹脂を部分的に分解することで、処理装置の小規模化や二次廃棄物の低減を目指した。本発表ではこれらの成果を報告する。