日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[H38-42] 焼却中のCs挙動と焼却灰の除染

2014年3月27日(木) 16:25 〜 17:45 H (1号館 11E)

座長:佐々木紀樹(JAEA)

[H42] 汚染溶融飛灰の除染処理技術

(2)セシウム回収・固化の基礎試験

金子昌章1, 松山加苗1, 中村秀樹1, 三倉通孝1, 山田和矢1, 大村恒雄1, 高倉恵太1, 小林嗣幸1 (1.東芝)

キーワード:飛灰, 溶融飛灰, 除染, セシウム, 回収, 固化

福島第一原子力発電所の事故に伴い一般廃棄物の焼却処理にて発生する焼却飛灰及び溶融飛灰中に放射性セシウムが含まれるため、濃度基準値を超過する汚染灰は仮置き保管の状況にある。このような管理対象汚染物を減容して安全に保管するため、汚染焼却飛灰や汚染溶融飛灰に対する除染技術の開発を進めている。本発表では汚染溶融飛灰の洗浄廃液からセシウム回収する吸着材の影響因子について検討した結果とその評価を報告する。さらに、吸着材の減容固化方法の検討結果と固化体からのCs浸出特性評価に関する知見を報告する。