日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[H43-46] ガラス固化技術

2014年3月28日(金) 09:50 〜 10:55 H (1号館 11E)

座長:宇佐見剛(電中研)

[H44] ガラス固化プロセス高度化研究

(8)仮焼層形成過程における硝酸塩/DBP系の熱分解反応挙動

福田達弥1, 中野義夫1, 竹下健二1, 南和宏2, 越智英治2 (1.東工大工学研究所, 2.日本原燃)

キーワード:仮焼層, 熱分解, 熱重量分析

ガラス固化プロセスの運転・操業にとって、ガラス溶融炉内の溶融ガラス表層に形成する仮焼層の挙動は重要な役割を担っている。仮焼層内の化学反応・構造は、劣化抽出剤であるリン酸ジブチル(DBP)によって著しく影響される。本研究では、模擬高レベル廃液に含まれるZr, Mo, Fe,白金属等の主要硝酸塩とDBPとの凝集体について、定速昇温過程における熱重量分析(TG), 質量分析(MS)を行うことでDBP添加に伴う反応挙動及び発生ガス組成を系統的に明らかにするとともに、ガラスへ溶融した元素の化学形態を調べることで、熱分解反応挙動を総合的に評価した。