日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[H51-57] 廃棄物処理及び燃料デブリ処理

2014年3月28日(金) 14:30 〜 16:25 H (1号館 11E)

座長:目黒義弘(JAEA)

[H57] 選択フッ化および溶融塩電解法を用いた燃料デブリの処理

(1)酸化ジルコニウムのフッ化挙動

松浦治明1, 根津篤1, 赤塚洋1, 佐藤修彰2 (1.東工大, 2.東北大)

キーワード:燃料デブリ, 選択フッ化, 溶融塩電解, 酸化ジルコニウム

燃料デブリの処理には出来るだけ2次廃棄物の発生を抑えたプロセス構築が望ましい。酸化物を分離媒体である溶融塩に効率よく導入させるには、処理物をなるべく揮散させずに還元雰囲気下でフッ化させる必要がある。デブリ主成分の一つジルコニウム酸化物のフッ化挙動に関する研究例は少なく、まずフッ素ガスを用いフッ化物生成反応の温度依存性を調査した。500度で揮発を抑えつつある程度の反応速度でフッ化を進行させることが可能であることが分かった。