日本原子力学会 2014年春の年会

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一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[I14-17] セメント影響

Wed. Mar 26, 2014 4:05 PM - 5:10 PM I (1号館 11F)

座長:小林大志(京大)

[I17] Evaluation of Sorption Behavior of Iodide Ions on Calcium Silicate Hydrates and Hydrotalcite by Using Raman Spectroscopy

Jun Furuya1, Taiji Chida1, Yuichi Niibori1, Akira Kirishima2, Hitoshi Mimura1 (1.Quantum Science and Energy Engineering, Graduate School of Engineering, Tohoku University, 2.Institute of Multidisciplinary Research for Advanced Materials, Tohoku University)

Keywords:CSHゲル, TRU廃棄物, 高レベル放射性廃棄物, 地層処分, カルシウムシリケート水和物, ハイドロタルサイト

地層処分場周辺に存在する地下水によって、セメントからCa、K等が溶出し、処分場周囲に高アルカリ領域が生成する。高アルカリ環境に よって溶出した地層中の鉱物(主に SiO2)と Ca が反応し、二次鉱物としてカルシウムシリケート水和物(以下 CSH ゲル)が生成することが予想される。本研究では、乾燥過程を経ずに調製したCSH ゲルとヨウ素との相互作用をCa/Siモル比、液相/固相質量比、および養生期間をパラメーターとして、ラマンスペクトルと各種イオンの濃度により検討し た。 また、陰イオン交換機能を有する層状複水酸化物であるハイドロタルサイトとヨウ素との相互作用、およびCSHゲルとハイドロタルサイトが共存した環境下で のヨウ素の挙動を評価した。