日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[I22-26] 事故廃棄物処分

2014年3月27日(木) 09:30 〜 10:45 I (1号館 11F)

座長:佐々木隆之(京大)

[I24] 福島原発事故で発生した廃棄物の合理的な処理・処分システム構築に向けた基盤研究

(20)高​塩​分​冠​水​環​境​に​お​け​る​カ​ル​シ​ウ​ム​シ​リ​ケ​ー​ト​水​和​物​へ​の​セ​シ​ウ​ム​の​収​着​挙​動に関する実験的検討

齋藤雄太1, 岩井郁実1, 千田太詩1, 新堀雄一1, 三村均1 (1.東北大)

キーワード:福島第一原子力発電所事故, 放射性廃棄物, 処分システム, セメント材料, セシウム

福島第一サイト内における事故廃棄物の処分では,ピット処分,余裕深度処分および地層処分などを含む多様な形態が想定され,セメント系材料の活用が不可欠となる.本研究では,高塩分含有冠水環境においてセメント系材料の主成分であるCSH(カルシウムシリケート水和物)にセシウムのバリア性能を期待できるかを評価するため,核種の濃度変化およびラマンスペクトルから,核種の収着挙動および収着によるCSHの構造変化を検討した.