日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[J01-04] 核共鳴蛍光散乱

2014年3月26日(水) 10:00 〜 11:05 J (1号館 12B)

座長:西尾勝久(JAEA)

[J04] Se-80核共鳴蛍光散乱実験によるSe-79核変換断面積の評価

牧永あや乃1, R Schwengner2, R Massarczyk2, M Anders2, M Roeder2, T Al-Abdullah2, R John2, S Meuller2, 大津秀暁3, K Schmidt2, R Hannaske2, A Wagner2, 江幡修一郎4 (1.北大 理学研究院, 2.ドレスデン・ロッセンドルフ研究所, 3.理研仁科センター, 4.北大知識メディアラボラトリー)

キーワード:長寿命放射性廃棄物, Se-79, 核共鳴蛍光散乱, ガンマ線強度関数, 制動放射

高レベル放射性廃棄物中に含まれる長寿命核分裂生成物の中性子捕獲断面積は、高速炉や加速器駆動システムによる分離・変換技術の基礎データとして重要である。本研究では、ドレスデン・ロッセンドルフ研究所(HZDR)における制動放射線を用いて中性子閾値以下におけるSe-80の核共鳴蛍光散乱を測定し、このデータを統計モデル計算に対する強い制約として利用し、keV-MeV領域でのSe-79核変換断面積を評価する。