[J12] 全立体角型クローバー検出器を用いた核分裂生成物La-147とBa-145の高エネルギー励起準位の測定
原子炉の崩壊熱は、核分裂生成物の核データを用いた総和則に従って評価されている。よって、データが比較的少ない短寿命核の高励起準位の測定は、崩壊熱の計算精度を向上させることが期待できる。 全立体角型クローバー検出器は検出器の中心に空いた貫通孔内で、核分裂生成物から放出されるほとんどのカスケードγ線を検出し、エネルギーを足し合わせて励起準位のエネルギーを測定することができる。本研究では京大炉オンライン同位体分離装置を用いて核分裂生成物147Laと145Baの高エネルギー励起準位とγ線を測定した。