日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[J39-42] 低温検出器

2014年3月27日(木) 16:55 〜 18:00 J (1号館 12B)

座長:渡辺賢一(名大)

[J40] TES型マイクロカロリーメータを用いた超ウラン元素LX線スペクトル高精度分光分析に係る研究

中村圭佑1, 前田亮2, 前畑京介2, 伊豫本直子2, 石橋健二2, 高崎浩司1, 青木克憲1, 満田和久3, 田中啓一4 (1.日本JAEA, 2.九大, 3.JAXA, 4.㈱日立ハイテクサイエンス)

キーワード:TES型マイクロカロリーメータ, LX線分光分析, 超ウラン元素

超ウラン元素(TRU)の非破壊分析手法の開発を目的としてTRUから放出されるLX線を対象とした分光分析実験を行った。分光分析には高分解能検出器であるTES型マイクロカロリーメータを用いた。実験はJAEA核燃料サイクル工学研究所内で実施し、線源にはTRUとしてPu-238,239及びAm-241を使用した。得られたエネルギー分解能は約40eVとなり、TES型マイクロカロリーメータによるLX線の非破壊分光分析に成功した。