日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[J48-52] 光子・荷電粒子イメージング

2014年3月28日(金) 10:50 〜 12:10 J (1号館 12B)

座長:日野正裕(京大)

[J51] 宇宙線ミュオンを利用した炉内監視技術の開発

(2)ミュオン散乱法によるウラン燃料識別実験

杉田宰1, 吉岡研一1, 宮寺晴夫1, 泉幹雄1, 佐野雄二1, 吉田紀之1, 狩野喜二1, 伴雄一郎1, 大塚康介2, 溝上伸也2, 山田大智2, モリス クリストファー3, ボロズディン コンスタンティン3, ベーコン ジェフリー3, ペリー ジョン3 (1.東芝, 2.東京電力, 3.ロスアラモス研国立研究所)

キーワード:ミュオン, 臨界集合体, 溶融燃料

透過力の強い宇宙線ミュオンによる福島第一発電所のデブリ位置推定技術を開発している。ロスアラモス研究所で開発されたミュオントラッカーを用いて、東芝臨界実験装置(NCA)でミュオン散乱法によるウラン識別実験を行った。実験の結果、3週間の測定で、20cmの空洞をもつ40cmのウラン燃料集合体を識別することができた。また、最小4cmの大きさのウラン燃料領域の識別も可能であることがわかった。