[J51] 宇宙線ミュオンを利用した炉内監視技術の開発
(2)ミュオン散乱法によるウラン燃料識別実験
キーワード:ミュオン, 臨界集合体, 溶融燃料
透過力の強い宇宙線ミュオンによる福島第一発電所のデブリ位置推定技術を開発している。ロスアラモス研究所で開発されたミュオントラッカーを用いて、東芝臨界実験装置(NCA)でミュオン散乱法によるウラン識別実験を行った。実験の結果、3週間の測定で、20cmの空洞をもつ40cmのウラン燃料集合体を識別することができた。また、最小4cmの大きさのウラン燃料領域の識別も可能であることがわかった。