日本原子力学会 2014年春の年会

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一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[K09-13] 炉型戦略

Wed. Mar 26, 2014 2:30 PM - 3:50 PM K (1号館 12C)

座長:太田宏一(電中研)

[K13] The Development of Multi-recycle Mass-Flow Analysis code "HIMMEL"

The application to IAEA/INPRO scenario studies

Hideyuki HAYASHI

IAEA/INPRO等での長期的原子力戦略の検討に資するため、高次アクチニド核種の多重リサイクルを正確に評価できる燃料サイクル解析コード「HIMMEL」をVisual Basic 6.0により開発した。軽水炉から高速炉等への移行時期の燃料核種のマスバランスを正確に評価するためには、再処理されてリサイクルされる高次アクチニド核種の同位体組成を高速炉の新燃料のPu+MA同位体組成に正確に反映すると共に、新燃料同位体組成の変更に伴う取出燃料同位体組成の変化を追跡しながらマスフローを評価する必要がある。HIMMELコードはこのような状況を模擬し、新燃料の同位体組成が変化した時にも、寿命末期燃料の反応度寄与が詳細設計の寿命末期同位体組成データによるものと同一レベルになるように、新燃料のPu+MA富化度を調整し、高速炉の原子炉燃焼データを更新しながら、システム全体のマスフローを計算する。