[K38] HTTRのコールド試験による系統機器の健全性確認
キーワード:高温ガス炉, HTTR, 東北地方太平洋沖地震, プラントデータ
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、地震の規模を示すマグニチュードが国内観測史上最大の9.0であり、大洗でも震度5強を観測した。HTTRでは、地震直後に原子炉施設の設備機器等の目視点検を行い、有意な損傷が無いことを確認した。しかしながら、動的機器等の機能が維持されているかは未確認であったため、設備機器等の健全性調査を目的として、核熱を伴わないコールド試験を実施した。本発表では、コールド試験で得られたプラントデータについて述べる。