日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム

[K47-49] 計測手法

2014年3月28日(金) 11:05 〜 12:00 K (1号館 12C)

座長:瀧澤洋二(東芝)

[K47] 過酷事故対応を目指した原子炉用ダイヤモンド半導体デバイスの開発

(4)既存検出器の性能評価と性能改善に向けたアプローチ

坪田雅功1, 金子純一1, 嶋岡毅紘1, 宮崎大二郎1, 上野克宜2, 田所孝広2, 茶屋原昭義3, 梅沢仁3, 桑原均2, 小泉均1, 鹿田真一3 (1.北大・工, 2.日立, 3.産総研)

キーワード:ダイヤモンド, 半導体デバイス, 耐放射線性, 高温動作

過酷事故対応可能な原子炉格納容器内雰囲気モニター用ダイヤモンドγ線放射線検出器の開発を進めている。検出器には耐熱温度: 300℃、耐積算線量: 5MGyが要求される。北海道大学で合成している化学気相合成(CVD)単結晶ダイヤモンドならびにエレメントシックス(E6)製エレクトロニクスCVD単結晶ダイヤモンドの高温動作特性を評価したところ、2013年秋の本会で報告したように北大製ダイヤモンドは200℃、E6製ダイヤモンドは60℃程度の動作にとどまった。 本報告では北大製ダイヤモンド放射線検出器の合成条件による性能の変化、E6製ダイヤモンドから製作した検出器の性能を整理したうえで、要求性能を満たす検出器製作へのアプローチについて議論する。