[L02] SCDAP model assessment and improvement with QUENCH-06 analysis
Keywords:Severe accident, Code assessment, Thermal hydraulics, QUENCH
再冠水に関する知識を得るために、一連のQUENCH実験が行われている。また、解析コードの妥当性確認と改良のため、QUENCHの解析も、様々な解析コードにより数多く行われている。本研究において、QUENCH-06のモデル化にはRELAP5/SCDAPを用いた。より正確に実験設備をモデル化するために、入力ファイル、SCDAPのモデルの改良を行った。ヒーター棒における電気抵抗の分布、シュラウド断熱材の熱伝導率の不確かさについて、それぞれ評価を行った。本研究の主な目的は、改良されるべきモデルを特定することである。解析結果と実験結果は、過去の研究に比べて良い一致を得ることができた。しかし、すべての計算結果において、温度形状、水素発生量、酸化膜の厚さには同じ傾向が見られ、SCDAPの熱伝導モデルには、さらなる改良が必要である。