日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 307-1 計算科学技術

[L28-33] 構造解析

2014年3月27日(木) 14:30 〜 16:10 L (1号館 12D)

座長:西田明美(JAEA)

[L33] 組立構造解析を用いた固有値解析

中島憲宏1 (1.日本JAEA)

キーワード:原子力発電施設, 構造解析, 組立構造物, 有限要素解析, 固有振動数

原子力機構は、原子力施設等、大型構造物の耐震健全性を分析するための耐震信頼性試験を計算機上で実現できるように、耐震性評価用3次元仮想震動台の開発を進めている。これは、実験では困難な実物大構造物等の振動台試験や運転中の原子力発電施設等の振動台試験を計算機上で実現しようとする試みである。その中核機能のひとつとして、FIESTA(Finite Element Structural Analysis for Assembly)と呼ぶ組立構造物の構造解析コードを開発している。これは、原子力施設等の耐震健全性評価を行う一つの手段として、組立構造物の部品間挙動に着目した詳細解析法である。本報では、 FIESTAの一部機能である固有値解析とその事例について報告する。