[M01-07] 軽水炉プラント基盤技術1

[M03] 原子力プラントにおける湿分分離性能向上のための液滴粗大化手法の開発

^〇石川慶拓¹, 山本哲三¹, 久保伸二¹, 藤原竜馬¹ (1.東芝)

キーワード：湿分分離器, ワイヤメッシュ, 液滴径, 粗大化

炉内や主蒸気配管内の湿分除去に使用されている波板型湿分分離器では、約150µm以下の微小液滴は捕獲されず、キャリーオーバー（CO）されてしまう。そこで、150µm以下の液滴をワイヤメッシュにより捕獲および凝集させ粗大化させる手法を検討している。この粗大化させた液滴を放出させ、波板型湿分分離機器に流入させることでCOする微小液滴を減少させ、湿分分離効率向上を目指している。本発表では水/空気の噴霧流中に設置したワイヤメッシュ下流の液滴径分布を測定し、ワイヤメッシュのワイヤ径、開き目、層数の違いにより、粗大化されて放出される液滴径分布の違いを調べた。結果について報告する。