[M01-07] 軽水炉プラント基盤技術1

[M05] 1D /3D FAC解析コードによる減肉評価・管理の高度化

3．1D FACコードによる配管破断損傷リスク評価

^〇岡田英俊¹, 内田俊介¹, 内藤正則¹, 鈴木洋明¹, 越塚誠一² (1.エネ総研, 2.東大)

キーワード：原子力発電プラント, 冷却系構造材, 配管減肉, 流れ加速型腐食, 流動解析, 腐食解析, リスク評価

1D FAC解析コードを用いて、通常運転時、あるいは地震等の外部負荷が加わった場合の配管単独での損傷確率評価まで実施できることを示した。本発表では、FACによる要素損傷事象の原子炉への伝播解析を目指し、①事象伝播のモデリング、②主要伝播関数の設定、③要素損傷事象を出発点とした損傷確率評価事例の紹介を行う。FACリスクの大きな個所については、連続監視などの計測の必要な個所を同定できるとともに、損傷発生の抑制と伝播の抑制のための方策、具体的には配管周辺の重要機器の配置の見直しなど、による原子炉への影響緩和策についても議論する。