日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[M01-07] 軽水炉プラント基盤技術1

2014年3月26日(水) 10:00 〜 11:55 M (1号館 12L)

座長:西田浩二(日立GE)

[M06] 1D /3D FAC解析コードによる減肉評価・管理の高度化

4.配管減肉緩和法の有効性評価

内田俊介1, 岡田英俊1, 内藤正則1, 鈴木洋明1, 越塚誠一2 (1.エネ総研, 2.東大)

キーワード:冷却系構造材, 配管減肉, 流れ加速型腐食, 流動解析, 腐食解析, リスク評価, プラント安全

プラント全体での1D FACコードに基づくFACリスク評価により、高FAC個所と判定されるFACリスクの高い個所の摘出に引き続き、高pH化、酸素添加などの腐食環境面からのFAC緩和策の有効性と波及効果を評価した。pH制御化アンモニアのみでなく、モリフォリン、エタノールアミンなどの異なるpH制御剤についても評価し、pH制御剤添加時の室温pHと高温pHとの差異について、定量的な評価を行った。酸素添加では、当該部位での減肉抑制のみでなく、蒸気発生器伝熱管、二相流系配管をも視野に入れて、波及効果を合わせて評価し、プラントシステムとしての最適化を指向している。