[M01-07] 軽水炉プラント基盤技術1

[M07] Development of seawater pipe lining material with excellent durability

^〇Ryota Takeuchi¹, Tomokazu Iwata¹, Yuzi Kondo¹, Yukihiro Sakaguchi², Hidetaka Kafuku², Yasuharu Suda² (1.Mitsubishi Heavy Industries, LTD. Nuclear Energy Systems Division, 2.Mitsubishi Heavy Industries, LTD. Takasago Reserch &Development Center)

Keywords:lining, cavitation erosion, polyethylene, excellent durability

原子力発電所等の海水系設備に適用されている内面ライニング材の損傷リスク低減のため、長期耐久性及び減圧機構廻りの耐キャビテーション性に優れるポリエチレン（以下ＰＥ）ライニングをプラント全域適用すべく、新材料の開発を行った。チーグラー触媒で合成した現用ＰＥより機械特性に優れるメタロセン触媒で合成したＰＥをベースに開発を進め、減容ＰＥと比較して開発ＰＥはキャビテーション壊食速度1/10、透湿度2/3、接着強さ1.4倍の性能を有することを確認した。劣化加速60年相当においても、現用ＰＥライニングに比べ、各種特性とも優れた結果が得られ、高耐久性ＰＥライニング材の開発に成功した。