日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[M01-07] 軽水炉プラント基盤技術1

2014年3月26日(水) 10:00 〜 11:55 M (1号館 12L)

座長:西田浩二(日立GE)

[M07] 高耐久性海水管用ライニング材の開発

竹内遼太1, 岩田知和1, 近藤祐司1, 阪口幸浩2, 加福秀考2, 須田康晴2 (1.MHI業株式会社 原子力事業部, 2.MHI業株式会社 高砂研究所)

キーワード:ライニング, キャビテーション壊食, ポリエチレン, 高耐久性

原子力発電所等の海水系設備に適用されている内面ライニング材の損傷リスク低減のため、長期耐久性及び減圧機構廻りの耐キャビテーション性に優れるポリエチレン(以下PE)ライニングをプラント全域適用すべく、新材料の開発を行った。チーグラー触媒で合成した現用PEより機械特性に優れるメタロセン触媒で合成したPEをベースに開発を進め、減容PEと比較して開発PEはキャビテーション壊食速度1/10、透湿度2/3、接着強さ1.4倍の性能を有することを確認した。劣化加速60年相当においても、現用PEライニングに比べ、各種特性とも優れた結果が得られ、高耐久性PEライニング材の開発に成功した。