[M08-10] 二相流（沸騰・CHF）1

[M08] Effects of wall in the vicinity of heater rod vibrating induced by subcooled boiling

^〇Kenji Takano¹, Yusuke Hashimoto¹, Tomoaki Kunugi¹, Takehiko Yokomine¹, Zensaku Kawara¹ (1.Kyoto University)

Keywords:subcooled boiling, boiling induced vibration, light water reactor, fuel rod, bubble behavior

軽水炉炉心における通常運転時、もしくは事故時炉心や使用済み燃料プールにおける想定外の圧力低下により、原子燃料集合体の燃料棒周りの局所沸騰が起こり得るが、その際に、沸騰によって燃料棒の振動が誘起される可能性が考えられる。この沸騰誘起の振動に関する基礎的検討として、発熱棒上端を固定し、下端に加速度計を設置した静水試験体系において、サブクール沸騰下の発熱棒の振動測定を実施している。
本研究では、この実験体系において発熱棒近傍に壁面を設置し、壁面と発熱棒との位置関係が、どのように沸騰誘起振動へ影響を及ぼすかについて、気泡状態を支配する温度パラメータや振動加速度情報を基に評価した。