日本原子力学会 2014年春の年会

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一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[M11-15] 液体金属流れ(自由液面)

Wed. Mar 26, 2014 3:20 PM - 4:40 PM M (1号館 12L)

座長:江原真司(東北大)

[M11] Study on Inert Gases Behavior in Primary Coolant System of Fast Reactor - Modeling of Inert Gases Retention at HPP and Numerical Quantification of Gas Elimination -

高圧プレナム蓄積気泡モデルの構築および気泡量低減に関する検討

Yuji Konaka1, Akira Yamaguchi1, Takashi Takata1 (1.Graduate School of Engineering, Osaka University)

Keywords:one-way bubble tracking method, VIBUL, high pressure plenum, entrance nozzle, cold trap

ナトリウム冷却高速炉の主冷却系統内には不活性ガスが自由気泡として存在しており、これらの気泡は炉心反応度印加および沸騰核生成等の現象を引き起こす可能性がある。特に、炉心入口に位置する高圧プレナムにおいては気泡蓄積が生じる領域が存在しており、蓄積した気泡が一度に炉心へ流入した場合に深刻な炉心反応度印加を引き起こす可能性がある。本研究では、高圧プレナム内に存在する燃料集合体エントランスノズルにおける気泡挙動モデルを主冷却系統気泡動特性コードへ組み込むことにより、高圧プレナム蓄積気泡量評価を可能にした。また、蓄積気泡量の低減を目的としたガス除去機構を提案し、その気泡量低減効果に関して気泡動特性解析を用いた評価を実施した。