[M42-45] 高速炉安全

[M43] Study on Quench Behavior at Core Disruptive Accident for Fast Breeder Reactor

(23)Simulation of Breakup Behavior of Liquid Jet by Lattice Boltzmann Method

^〇Yuzuru Iwasawa¹, Yutaka Abe¹, Akiko Kaneko¹, Simpei Saito¹, Eiji Matsuo², Kenichi Ebihara⁴, Hiroshi Sakaba², Kazuya Koyama³, Hideki Nariai¹ (1.University of Tsukuba, 2. Mitsubishi Heavy Industries, Ltd., 3.Mitsubishi FBR Systems, Inc., 4.Japan Atomic Energy Agency)

Keywords:Fast Breeder Reactor:FBR, Core Disruptive Accident:CDA, Lattice Boltzmann Method, Jet Breakup

高速増殖炉の炉心溶融事故時に溶融炉心の一部が冷却材中へジェット状に射出される可能性があるため, 溶融ジェットの到達距離であるジェットブレイクアップ長さの予測が重要となる. これまで, 模擬溶融物および模擬冷却材を用いた断熱条件下のジェット射出実験の結果との比較により, 格子ボルツマン法の液体ジェットシミュレーションへの適用性が検討されているが, 実験ではシミュレーションで考慮しない空気巻き込みが生じていた. 本研究では, 空気巻き込みが生じないジェット射出実験の結果と比較することで, 格子ボルツマン法の液体ジェットブレイクアップ挙動への適用性をより詳細に考察した. その結果, 格子ボルツマン法で得られたジェット芯の挙動と, 射出実験おいてレーザー誘起蛍光法で得られたジェット芯の挙動と定性的に同様の挙動を示した.