[M59] 二相流における自然循環流量予測手法の構築
低圧力領域における二相流相関式の検討
広い圧力範囲で用いることができる自然循環流量の評価手法構築のために,今まであまり検討されていない低圧力領域を中心にボイド率と二相増倍係数の相関式の検討を行った。検討の結果、ボイド率は世古口モデル、二相増倍係数は中里見モデルを用いるべきだという結論を得た。また、空気-水系で自然循環流量の測定試験を行い、単流路と多流路での自然循環流量の考え方の違いも明らかにした。明らかにした考え方に妥当性を確認した相関式を使用することで、様々な状況での自然循環流量を予測できることが分かった。