日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[N01-07] 高速炉の安全評価1

2014年3月26日(水) 10:00 〜 11:55 N (1号館 12M)

座長:鈴木徹(JAEA)

[N03] 高速炉炉心損傷挙動解析コードASTERIA-FBRの開発

(3)燃料挙動計算部のモデル概要とコード検証

齋藤裕明1, 大枝伸1, 石津朋子2, 遠藤寛2, 帯刀勲2, 大川剛2 (1.CTCソリューションズ株式会社, 2.独立行政法人JNES)

キーワード:高速増殖炉, 炉心損傷事故, 燃料挙動計算, ASTERIA-FBR, FEMAXI-FBR

高速炉炉心損傷挙動解析コードASTERIA-FBRを構成する3つのモジュールの内、燃料挙動計算部FEMAXI-FBRのモデル概要と特徴について説明する。FEMAXI-FBRは、高速炉の定常運転時および炉心損傷事故時の燃料挙動計算モジュールである。熱力学解析部と力学的解析部から構成されており、これらを連成して解くことにより、高速炉特有の熱的挙動、機械的挙動、物質移動挙動を評価することが可能である。常陽PTM-2試験およびCABRI-BI2試験を対象にFEMAXI-FBRコードの検証解析を実施しており、定常照射計算モデルや被覆管内面に直接作用するキャビティ圧を考慮した燃料破損モデルの妥当性について確認している。