[N32] Analytical Study for Release of Gaseous Iodine associated with Containment Venting Operation
Keywords:Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant, THALES2 code, Gaseous Iodine, I2, Organic Iodine, Containment vent
シビアアクシデント総合解析コードTHALES2とヨウ素化学詳細解析コードKicheの連携手法を福島第一原子力発電所事故(3号機)の解析に適用し、格納容器ベントに伴うサプレッションチャンバー液相からの気体状ヨウ素放出に着目した検討を行なった。本解析より、一旦サプレッションチャンバーの液相に捕獲されたヨウ素(CsI)が揮発性の高いI2及び有機ヨウ素に変換され、格納容器ベントにより格納容器外に継続的に放出されることが示された。また、不確かさの大きい液相のpH及び気液物質伝達係数の影響に関して感度解析を実施し、両者が気体状ヨウ素の放出量に多大な影響を及ぼすことを明らかにした。