日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[N36-41] 苛酷事故・外部事象に関わる評価・対策1

2014年3月27日(木) 15:50 〜 17:25 N (1号館 12M)

座長:Willem Van Rooijen(福井大)

[N40] 事故コストを指標とした過酷事故影響評価における除染コスト評価モデルの検討

シルワ カムパナート1, 岡本孝司2, 石渡祐樹2,3, 高原省五4, ジラポーン プロムピン1 (1.タイ原子力技術研究所, 2.東大大学院, 3.日立GE, 4.日本JAEA)

キーワード:除染コスト, 事故コスト, 過酷事故影響評価, 感度解析

先行研究で事故コストを指標とした過酷事故影響の評価手法を提案し、被ばくによる健康影響コスト、移転コスト、除染コストが特に重要であることを示した。本研究では、過去に起きた事故の知見等をもとにより現実的な除染コストの評価モデルを検討した。評価モデルに係る因子のうち定量化可能なものを変化させて事故コストに対する感度を調べた結果、除染対象地域および除染による廃棄物の量およびその処理・貯蔵・処分方法を決定する因子の感度が特に高いことが分かった。