日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[O19-22] 核計算手法の開発・検証3

2014年3月27日(木) 10:55 〜 12:00 O (1号館 12N)

座長:田渕将人(原子力エンジ)

[O19] 確率論的幾何形状モデルにおける再近接粒子分布が核特性に与える影響

小出嵩大1, 遠藤知弘1, 山本章夫1, 桐村一生2, 山路和也2 (1.名大, 2.MHI業株式会社)

キーワード:モンテカルロ法, 確率論的幾何形状モデル, 最近接粒子分布, 充填率, 散乱比, 平均弦長

球状燃料を確率論的幾何形状モデル(STGM)や単一球格子配置に従って減速材中に配置したとき、それぞれの体系の充填率を同じにすることで、減速材中の平均弦長を等しくできる。しかし、平均弦長が等しくても、弦長の確率分布(再近接粒子分布)に相違があるため、減速材の巨視的反応断面積の大きさによっては、減速材中の中性子の平均減衰が異なり得る。本研究では、再近接粒子分布の相違が核特性(無限増倍率)に与える影響について、STGMと単位球格子配置において、充填率・散乱比などのパラメータを変化させて検討を実施し考察を行った。