[O19] 確率論的幾何形状モデルにおける再近接粒子分布が核特性に与える影響
キーワード:モンテカルロ法, 確率論的幾何形状モデル, 最近接粒子分布, 充填率, 散乱比, 平均弦長
球状燃料を確率論的幾何形状モデル(STGM)や単一球格子配置に従って減速材中に配置したとき、それぞれの体系の充填率を同じにすることで、減速材中の平均弦長を等しくできる。しかし、平均弦長が等しくても、弦長の確率分布(再近接粒子分布)に相違があるため、減速材の巨視的反応断面積の大きさによっては、減速材中の中性子の平均減衰が異なり得る。本研究では、再近接粒子分布の相違が核特性(無限増倍率)に与える影響について、STGMと単位球格子配置において、充填率・散乱比などのパラメータを変化させて検討を実施し考察を行った。