[O23] BWR 9x9 燃料集合体に対するOECD/NEA燃焼計算ベンチマーク“Phase-IIIC”の概要とその報告書案
キーワード:破損燃料, 臨界安全評価, 燃焼計算, ベンチマーク
東京電力福島第一原子力発電所事故で発生した破損燃料の臨界安全評価では、燃焼燃料の同位体組成を評価する必要があり、燃焼計算コードシステムの精度評価が求められる。以前、OECD/NEA/NSC臨界安全性ワーキングパーティー燃焼度クレジット専門家会合においてBWR Step-2 燃料集合体に対する燃焼計算ベンチマークが実施されたが、その終了からすでに10年以上経過している。福島原発では最新の Step-3 燃料が使用されていることと計算コードや核データは過去10年間に改良がなされてきていることから、同専門家会合において2012年9月からBWR Step-3 燃料に対する燃焼計算ベンチマークが実施され、JAEAはその取りまとめを行ってきた。本発表ではこのベンチマークの取りまとめ状況と解析結果を報告する。