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[1B14] 照射下におけるFe-Cr-Al合金の微細組織変化
キーワード:Fe-Cr-Al、転位ループ、照射
本研究では、Fe-Cr-Al系フェライト鋼に電子線照射し、結晶粒内に形成する照射誘起二次欠陥(特に転位ループ)のサイズ分布および数密度の変化を精査した。形成した転位ループのサイズおよび数密度は照射温度に強く依存し、400℃照射した試料における転位ループのサイズは最小で、数密度は最大となった。この転位ループ分布の温度依存性はFe-12Crモデル合金でも同様に観られたが、比較実験により、Alの存在が転位ループの成長方位に影響を与える可能性が示唆された。