2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[1B07-14] 燃料被覆管材料2

2016年9月7日(水) 14:45 〜 16:55 B会場 (久留米シティプラザ 展示室1)

座長:藤井 克彦(INSS)

16:30 〜 16:45

[1B14] 照射下におけるFe-Cr-Al合金の微細組織変化

*豊田 晃大1、橋本 直幸1、礒部 繁人1 (1.北大院工)

キーワード:Fe-Cr-Al、転位ループ、照射

本研究では、Fe-Cr-Al系フェライト鋼に電子線照射し、結晶粒内に形成する照射誘起二次欠陥(特に転位ループ)のサイズ分布および数密度の変化を精査した。形成した転位ループのサイズおよび数密度は照射温度に強く依存し、400℃照射した試料における転位ループのサイズは最小で、数密度は最大となった。この転位ループ分布の温度依存性はFe-12Crモデル合金でも同様に観られたが、比較実験により、Alの存在が転位ループの成長方位に影響を与える可能性が示唆された。