2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[1B15-21] 接合材・溶接材・他

2016年9月7日(水) 16:55 〜 18:45 B会場 (久留米シティプラザ 展示室1)

座長:鵜飼 重治(北大)

18:10 〜 18:25

[1B20] 4族金属硼化物とSUS304鋼との共存性

*城戸 佑介1、橋爪 健一1、坂本 寛2 (1.九州大学大学院 総合理工学府、2.日本核燃料開発株式会社)

キーワード:4族金属硼化物、B4C、SUS304鋼、制御材、被覆材、共晶、溶融反応

BWR用原子炉制御材として使用されている炭化硼素(B4C)の代替として期待される高耐熱性の4族金属硼化物(硼化ハフニウムHfB2など)とSUS304鋼の高温での共存性をそれぞれの硼化物の混合粉末とSUS304板をアルミナ容器に充填した試料を不活性ガス中で1400℃まで加熱し、加熱後の試料の切断面を観察することによって調べた。B4CではSUS304板は全て溶融し、加熱前の配置位置に空隙が生じていたが、4族金属硼化物ではSUS304板は大部分の形状を維持し残存しており、溶融反応の進行度に違いが見られ、代替制御材として有望であることが分かった。