2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-2 放射性廃棄物処分と環境

[1D01-03] Cs移行

2016年9月7日(水) 10:00 〜 10:50 D会場 (久留米シティプラザ 展示室3)

座長:石寺 孝充(JAEA)

10:00 〜 10:15

[1D01] セシウムおよびストロンチウムの移行挙動に及ぼす液相飽和率変化の影響

*小堤 健紀1、新堀 雄一1、千田 太詩1 (1.東北大学)

キーワード:不飽和層、浅地中処分、多孔質層、カラム実験

福島第一発電所事故に伴い発生した除染廃棄物は,放射能レベルは低いものの膨大な量であり,比較的浅い地下へ埋設処分することが計画されている.深度の浅 い地下環境に想定される多孔質媒体中の地下水流動場においては,液相と気相が混在する不飽和層が形成されるために,処分場から漏出した核種の移行挙動が変 化する可能性がある.本研究では,不飽和層の形成による核種移行挙動への影響として,固相表面の核種収着サイトの制限と,流路制限に起因する地下水流動の 遅延に着目して,カラム充填層を用いた流動実験および移流分散方程式による数値解析を基に,セシウムとストロンチウムの遅延効果を定量評価した.