14:45 〜 15:00
[1D08] 模擬燃料デブリ含有セメント固化体からのウラン溶出挙動
キーワード:セメント、固化体、燃料デブリ、ウラン酸化物
2011年3月11日に発生した東日本大震災により、福島第一原子力発電所では原子炉の冷却機能が停止した。核燃料の温度が上昇したことにより、炉心が制御棒や構造材等と溶融し燃料デブリが生じた。燃料デブリは通常の使用済燃料と異なり、燃料成分中のUO2が構造材成分と反応し、水素爆発による大気との接触により一部のUO2が酸化したU3O8等の状態に変化した可能性がある。
今後、燃料デブリによって汚染された様々な廃棄物が多量に発生すると予想される。また、廃棄物の状態によって様々な廃棄体化方法が考えられることから、廃棄物の固化法選択に必要な基礎データの取得が必要になる。
本研究では、低レベル放射性廃棄物等の固化法として確立されているセメント固化法を使って、水中における燃料デブリを含む廃棄体からのウランおよびセメント成分の溶出挙動について評価を行った。
今後、燃料デブリによって汚染された様々な廃棄物が多量に発生すると予想される。また、廃棄物の状態によって様々な廃棄体化方法が考えられることから、廃棄物の固化法選択に必要な基礎データの取得が必要になる。
本研究では、低レベル放射性廃棄物等の固化法として確立されているセメント固化法を使って、水中における燃料デブリを含む廃棄体からのウランおよびセメント成分の溶出挙動について評価を行った。