3:45 PM - 4:00 PM
[1F13] Dynamic Risk Assessment of Combined Event of Earthquake and Seismic-induced Internal Flooding in Nuclear Power Plant
Keywords:Internal flooding, Continuous Markov Monte Carlo Method, Combined event, Dynamic Risk Assessment
タービン建屋において非耐震性配管である循環水配管等の破損に起因する内部溢水によって安全機能が損なわれる可能性がある。このため、原子力発電所内で発生する溢水事象に対し、原子炉施設の安全性を向上するためのアクシデントマネジメントの整備が重要である。その際、各部屋の水位変化などの溢水シナリオの時間進展をはあくすることは、効果的なAM対策に有用であると考えられる。
本研究では、地震による冠水対応設備の破損を仮定し、止水版の破損部位の大きさについて連続マルコフ過程モンテカルロ法を用い、水位上昇を考慮したシナリオシーケンスの定量化を行った。タービン建屋に位置する補助給水系等の工学的安全設備の機能喪失確率を、シナリオの時間進展を考慮して計算し、イベントツリーに組み込むことで、炉心損傷確率の時刻歴変化を考慮したシナリオ定量化手法を構築した
本研究では、地震による冠水対応設備の破損を仮定し、止水版の破損部位の大きさについて連続マルコフ過程モンテカルロ法を用い、水位上昇を考慮したシナリオシーケンスの定量化を行った。タービン建屋に位置する補助給水系等の工学的安全設備の機能喪失確率を、シナリオの時間進展を考慮して計算し、イベントツリーに組み込むことで、炉心損傷確率の時刻歴変化を考慮したシナリオ定量化手法を構築した