2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-2 原子炉の運転管理と点検保守

[1G01-07] 保全・検査・モニタリング

2016年9月7日(水) 14:45 〜 16:40 G会場 (久留米シティプラザ スタジオ2)

座長:河野 尚幸(日立)

15:15 〜 15:30

[1G03] レーザ生成超音波を用いた原子力プラント構造物の非破壊評価の試み

*古澤 彰憲1、西村 昭彦1、鳥本 和弘2、竹中 佑介3 (1.日本原子力研究開発機構、2.日本アドバンストテクノロジー(株)、3.エーテック(株))

キーワード:レーザ、超音波、非破壊検査、構造物健全性評価

近年のレーザ技術の発展は目覚ましく、日本原子力研究開発機構レーザ共同研究所でもこれまでにレーザを用いた原子力プラント保全・保守技術の開発を行ってきた。本報告では、レーザ生成超音波技術による原子力プラント構造物の遠隔非破壊評価技術確立のための基礎検討を行ったので報告する。最初に、FDTD法を用いた3次元超音波伝播シミュレータを構築し、検査対象物の表面および内部を伝播する超音波の可視化を行った。次に、ナノ秒パルスレーザおよび超音波センサを用いてレーザ超音波送受信実験を行った。縦波および横波センサを用いてレーザ生成超音波を測定し、数値計算結果と比較、波形の解析を行った。同様にレーザ変位計によるレーザ超音波測定実験を行い、波形の解析を行った。最後に、実験結果の考察と原子力プラント構造物に対するレーザ超音波非破壊評価法の適用に向けた課題の整理を行った。